国民食のカレーを使ったスープごはん
国民食と呼べる料理はいろいろとありますが、そのうちの一つがカレーです。「カレーを毎週食べる」という家庭も多いはずです。
高齢者の中にもカレーのスパイシーな風味が大好きだという人が少なくないでしょう。食欲が減退しやすい高齢者にとって、カレー風味のごはんは魅力的です。
カレーは様々な種類のスパイスからできていますが、スパイスには健康効果がいろいろと期待できると言われています。
例えばカレーの黄色の素になっているターメリックは、抗炎症作用や肝臓をサポートする機能で知られています。さらには抗菌作用や免疫アップ効果も期待できます。
カレー特有の香りを生み出すクミンは、消化促進作用があると考えられています。食欲不振の人にはおすすめのスパイスです。
カルダモンは香りがさわやかで「香りの王様」の異名を持ちます。気持ちを落ち着かせる作用も期待できるので、ストレス気味の人にも良いでしょう。
カレー風味のスープごはんレシピ
トロトロ食感のカレー風スープごはんのレシピをご紹介しましょう。「とろとろのカレーリゾット」です。残ったカレーを使ってできるので、食費を抑えて時短で作れるおすすめレシピです。
材料
- カレー鍋の残り汁 適量
- ご飯お茶碗 1杯
- 溶けるタイプのチーズ 適量
- パセリ 適量
- 出し汁 適量
作り方
- カレーが入った鍋にご飯を入れる
- 水分量が少ない場合はだし汁を入れる
- そのまま火にかける(こげつかないように注意)
- グツグツしてきたら弱火にしてチーズを入れる
- チーズが解けたら塩コショウで味を調える
- パセリなどを添えて完成
参考サイト:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1280003416/
このカレースープごはんのポイントはチーズが入っていることです。チーズは低栄養予防に良い食材です。
低栄養状態とは高齢者が陥りがちな問題の一つで、摂取する食品数が減少するために糖質中心の食事になってしまい、結果的に必要な栄養素が不足する状態です。
チーズはタンパク質やカルシウムが多く、ビタミンAやB2も含有しています。満腹感も与えてくれるので、少量でも栄養を効率的に摂りやすいという特長があります。
食欲をそそるカレー風味でチーズを摂取するなら、より健康的で楽しい介護食になるでしょう。